全国20代〜50代女性10,000人に聞く「隠れ我慢に関する実態調査」

不調でも我慢していつも通り仕事や家事を行うなど

女性の79%が「隠れ我慢」をしていることが明らかに

「隠れ我慢」タイプを5つに分類すると、「気遣いさんタイプ」が1位に

周囲への配慮が強く、他人に合わせることで我慢をしている傾向あり

 

 株式会社ツムラ(以下、ツムラ)は、20代〜50代の女性10,000人を対象に不調なのに我慢して家事や仕事を行う「隠れ我慢」の実態調査を行いました。その結果、女性の約8割が「隠れ我慢」をしていることがわかりました。また、我慢を続けたことで6割が体調を悪化させているのに、医師への診察どころか親しい友人にも伝えない、という実態も明らかになりました。心理カウンセラーの下園壮太先生に調査結果の解説をいただくとともに「隠れ我慢」を自己診断できる「隠れ我慢チェッカー」を共同開発し、3月8日の国際女性デーに先駆け、3月3日に一般公開しました。

 

体調が悪くても我慢して家事や仕事を行う日本女性が8割も

  調査①:20代〜50代女性10,000人調査

・女性の79.2%が不調でも我慢して家事・仕事を行っている。若い世代の方が我慢も疲労も多い。

・日常的に感じる疲労、1位「だるい」、2位「ネガティブ感情」、3位「やらなければならないことが後回し」。

・日本女性に多い「隠れ我慢」タイプは、1位:周囲に配慮しすぎる「気遣いさんタイプ」、2位:敏感で傷つきやすい「敏感さんタイプ」。

 

感じることの多い不調と我慢しがちな不調には差があり、言葉にしにくい不調ほど我慢する実態が

  調査②:20代〜50代の「隠れ我慢」女性1,000人調査

・普段感じている不調、1位「疲れ・だるさ」(66.0%)、2位「冷え」(48.6%)、3位「イライラ感」(46.4%)。

・一方、我慢する不調は「イライラ感」「不安感」「言葉にしにくい不調」が上位に。感じる不調と我慢しがちな不調にはズレがある。

・女性の4割は「我慢できるから」「休むほどではないから」と、不調は我慢するのが当たり前と思い込んでいる。

・不調を無視して我慢を続けたことで、6割が「体調を悪化」(61.4%)させ、5割が「後悔」(53.4%)している。

 

「隠れ我慢」をしなくてよい社会の実現には何が必要?社会制度の構築や自分自身の意識の変化も

・「隠れ我慢」を相談する女性は47.1%と半数以下。相談相手は友人か母親で、「かかりつけ医」への相談は6.6%しかいない。

・「隠れ我慢」を親しい女性に「伝える」人は34.4%、親しい女性の不調の対処法を「知っている」人は31.6%。 親しい女友達の間柄でも、 「隠れ我慢」は言わざる・聞かざるが暗黙の了解に。

・とはいえ、92.7%が「隠れ我慢」をしなくていい社会を希望。そのためには「辛いときに休める」社会的制度(54.6%)や「周囲の協力体制」(51.8%)に加え、女性自身の「隠れ我慢をしなくてよいという意識変化」(42.5%)という意見も。

 

調査概要  ■実施時期:2021年1月16日(土)~ 1月18日(月) ■調査手法:インターネット調査

      ■調査対象:①全国の20代〜50代女性10,000人(人口構成比に基づく)②心身の不調があっても、いつも通り家事や仕事を行っている20代〜50代女性1,000人(年代別に250人ずつ)

★構成比(%)は小数点2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

 

20代〜50代の女性10,000人に聞く、「隠れ我慢」の実態

 3月8日は「国際女性デー」です。ツムラは、これまで女性の心身のさまざまな症状に寄り添ってきたなかで、不調を抱えながらも我慢しながら仕事や家事、育児に頑張る女性が多くいると感じていました。女性は、疲れや生理痛、イライラ感、不安感、言葉にしにくい不調があるのに、無理に我慢していつも通り家事や仕事を行っている「隠れ我慢」が少なくないようです。そこで、女性の「隠れ我慢」における実態を探りました。

 

日本女性の約8割が我慢して仕事や家事を行っている 日本女性の我慢は日常茶飯事に

 まず、20代〜50代の女性10,000人を対象に、心身の不調を我慢していつも通り家事や仕事をすることがあるかと聞いた結果が[図1]です。

女性の3人に1人は「頻繁にある」(34.3%)と答え、「時々ある」(44.9%)を合わせると、女性の約8割(79.2%)が「不調を我慢して」家事や仕事を行っていることが分かりました。

年代別で見ると、20代(82.3%)・30代(83.7%)の若い世代の方がより我慢をしているようです。

 


20代・30代女性の方が不調を感じやすいのは、「自分がやらなくちゃ」の頑張り過ぎのせい?

 日常的に感じる疲労の種類10項目の中から、あてはまるものを選んでもらいました。その結果、「疲れ、おっくう、だるい」(51.4%)が最も多く、女性の半数が経験しています。次いで、「ネガティブな感情を引きずることが多い」(37.1%)、「やらなければならないことが後回しになる」(35.0%)、「漠然とした不安や悲しみがある」(34.9%)は、3人に1人が経験しています[図2-1]。

 

 また、疲労の種類10項目中、経験したことのある疲労の種類は平均2.89種ですが、年代別に見ると20代が3.04種、30代が3.15種と、若い年代の方が多くなっています[図2-2]。

心理カウンセラーの下園壮太先生によると、「加齢に伴い不調は生じやすくなりますが、対処方法が増え自主裁量できる事柄も増え、疲労にもうまく対応できるようになります。一方、若いうちは「自分がやらないと!」と頑張り過ぎるため、日常的な不調をより感じやすい傾向があるようです」と分析しています。

 


日本女性に最も多い「隠れ我慢」は、「気遣いさん」タイプ

日本女性の「隠れ我慢」タイプが判明。 最も多いのは、周囲への配慮が大きく自分の欲求や感情を否定しがちな「気遣いさんタイプ」

 日本女性がどのような「隠れ我慢」をしているのかについて、心理カウンセラーの下園壮太先生に監修いただき、5つの 「隠れ我慢」タイプに分類しました。 10,000人の女性に20の質問を行い、「あてはまる」「どちらともいえない」「あてはまらない」の3段階で回答してもらい、回答結果を加重平均※の積み上げで算出しました。

※加重平均…「あてはまる」2点、「どちらともいえない」1点、「あてはまらない」0点で平均を算出

 

 その結果、日本女性に最も多い「隠れ我慢」タイプは、周囲への配慮が大きく自分の欲求や感情を否定しがちな「気遣いさんタイプ」(4.59)、次いで、感覚や感情に敏感で外からの刺激に傷つきやすい「敏感さんタイプ」(4.37)でした[図3]。これらのデータを基に、自分の「隠れ我慢」タイプが診断できるセルフチェッカーを開発し、ホームページ上で公開しています。詳しくは本リリース8ページをご参照ください。

 

■5つの「隠れ我慢」タイプと特徴(監修:下園壮太先生)


20代〜50代の「隠れ我慢」する女性、1,000人の実態

 次に、疲れや生理痛、イライラ感、不安感、言葉にしにくい不調などがあるのに、我慢していつも通り家事や仕事を行っている、いわゆる「隠れ我慢」をしている20代〜50代の女性1,000人を対象に調査を行いました。

 

「隠れ我慢」する女性が感じる不調TOP3 1位「疲れ・だるさ」、2位「冷え」、3位「イライラ感」

 普段感じている不調を聞くと、1位「疲れ・だるさ」(66.0%)、2位「冷え」(48.6%)、3位「イライラ感」(46.4%)の順となりました。年代別に見ると、20代は「肌荒れ・しみ」(59.6%)や「生理痛」(56.8%)、30代は「PMS」(53.6%)、50代は「腰痛」(43.2%)や「更年期障害」(37.2%)が高くなり、ライフステージに伴い不調の内容が変化しています[図4]。

 

 

一方、「隠れ我慢」している女性が感じながらも我慢する不調は、「イライラ感」「不安感」のほか「言葉にしにくい不調」が上位に。精神的な辛さや言葉にしにくい不調ほど、我慢しがちな傾向があると判明

 次に、不調を感じても相談せず我慢している症状を聞きました。すると、1位は普段感じる不調と同じ「疲れ・だるさ」ですが、 2位「イライラ感」、3位「不安感」となり、「言葉にしにくい不調」も9位にランクインしています。普段感じる不調と比べて、 イライラ感や不安などの心理的・精神的な症状が多くなっています[図5]。

 

 感じる不調と我慢する不調の順位の差から、「寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠」(感じる不調9位↗我慢する不調5位)、「言葉にしにくい不調」(感じる不調13位↗我慢する不調9位)、「不安感」(感じる不調6位↗我慢する不調3位)、「PMS」(感じる不調7位↗我慢する不調4位)、「憂うつ」(感じる不調14位↗我慢する不調11位)などが不調を感じているのに我慢しがちな症状であることが分かります。

 

 

※以降、リリース詳細につきましては、添付をご覧ください。